2008年09月01日

出国〔幻火〕

 未だ、体験したことのない落城
 此度こそは、と思えど
 結局物怖じて、落ちる寸前に城門を出た

 振り返れば瓦礫の向こう
 佇むはいつか見た顔

 回収はせぬと言っていた王
 その言葉に嘘偽りはあるまい

 なればあの姿は別勢力
 それは構わぬ

 ただ、森と水とが穢れぬことを祈った



 走り書きに書き留めたは国内の情景
 失策、失敗と世界情勢に呆れ、時に蔑まれるそれも
 国内にては一切批判の対象ではなかった


 国にあったのは ただ
 穏やかで、楽しげで
 戦中にあろうとも緑の絶えぬ森と水

 深き森の一端は戦火に塗れども
 戦中にありて尚、見いだされる森の恵み
 森の巨人の足跡か、深緑に満ちるであろう湖


 ほんの数日
 時間にして何十時間か
 それでも、この国に在れたことを嬉しく思った


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posted by アシアン at 02:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅日記【トルニアード】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月30日

衝動の結果〔幻火〕

 昨夕刻。
 衝動と気紛れに任せてトルニアードへ入国した。
 隣国ゆえ、自宅から通うもそう苦ではない。



 刹那主義じゃねえし
 殊今回に限って云えば先方の言い分が正しいのだろう
 が

 ぶちまけて仕舞えば俺ァあっちのお偉方と轡並べたくねぇし
 理性でしか納得できねぇ綺麗事、飾った言葉で並べるも好かん

 云いたいことの半分も云えず己の言葉押し込むよりは
 一時でも情に任せて己に生きるが俺だ


 国是に共鳴したワケでもない
 ただ、抗っておきたかった

 愚痴愚痴と遠目に眺めるよりは
 今際の一呼吸でも精一杯
 己の心根に逆らわず生きる姿と共に在りたい



 其れは
 俺が彼の島の末期を見れなかったゆえの
 無意識の


 や、そんなことはないか

 …うむ、無いな。


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posted by アシアン at 02:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅日記【トルニアード】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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