2007年10月15日

ゼト出国〔幻火〕

 連れ合いを待つ間、気紛らわしにと某魔術師殿がされてる作業にあれこれとちょっかいを出して居ったら
 これやるからあっち行けと、バカでかいクッキーの瓶を頂いた。

 …もとい。
 大変そうなので見るに見かねて呼ばれもしない節介をしているうちに
 ありがたいことにその礼だと、俺が一家(?)でも喰い切れるかわからんよな量の菓子を頂いた。
 ハロウィンの店頭飾り用…なのだろうか。
 大きいものは味はイマイチに見えるんだが、なかなかどうして、これは旨そうだ。
 ビンゴバーの参加賞として紅茶も頂いたことだし
 船室でのんびりと食べようと思う。


 そうこうしているうちに慌ただしく連れ合いも追いつき
 俺にとってはとてつもなく気の重い、海路の旅。
 とはいえ、海を通らねば帰れぬのだから仕方がない……。

 さて、他に気紛らわしは何があったろうか。

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2007年10月14日

その忘却は罪にも似て〔幻火〕

 …失念していたんだ。
 一月の間に。

 月見やらビンゴやらと騒いで居ったから、だろうか。

 それとも無意識に、記憶から排除しようとしたんだろうか。

 ゼトが。

 島国だってことを――……ッ!



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2007年10月10日

出立前〔幻火〕

 一足先に出立の支度を終え
 一月を過ごした宿の一室を眺めやる。

 そこらに散らばっていた雑貨は荷の内へ
 酒瓶も一本を残してゴミ処理に出した。

 べねたんがくれたちま竜は新たな旅の輩
 頂いたカンテラは夜道照らす灯りとなろう。
 葡萄酒は……移動途中で割れても困るし、発つ前に連れ合いと空けてしまおうか。

 そんなことを思いつつ
 寝台の上に寝ころび、窓から月の無い夜空を見上げる。

 十三夜の月は今月の二十三日だったか。

「花はさかりに 月は隈なきをのみ見るものかは」

 満ちるには少し早い月を眺めやり
 満ちる様に思いを馳せるが、十三夜の月見だという。


 その頃にはもう、ジネバスの自宅へ着いているだろうな……


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2007年10月08日

出国準備〔幻火〕

 取り立てて大きな変化もない、穏やかな日常に
 改めて新規に書き記すこともなし、と思いつつ過ごして居ったれば
 月は変わりいつの間にか十月。

 月見団子も何とか無事に配り終え
 ビンゴも無事に終わり(ビンゴは逃したが)
 地鶏殿との賭け事も…
 まぁ、一応地鶏殿の勝ちということで幕を閉じた。
 罰ゲームというか、賭け事のその末をまだ聞いていないように思うんだが
 何も言わずと地鶏殿は早々に国を出て行った模様。
 どうしろというのだろう。

 とまれ、地鶏殿の後を追って、義理の妹も国を出たようだ。
 俺もそろそろ発とうかと、旅支度を勧めながら宿でぼんやりと過ごす日々。

…だったのだが
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2007年09月27日

月満ちて、やがて欠け〔幻火〕

 どうにもこうにも、燃え尽きた感がある…
 そういえば俺、勢いのあるイベントは保って三日が限度なのではなかったか。
 今回はさほど、笑いと自爆に走らずに済むだけ良かったが。


 半ばぐったりしているところへ、久方ぶりに見る顔が訪れてくれて。
 にこやかに楽しげに差し出すは、なんでかヅラ。

 聞けば誰ぞの間を回って居るものだとかいう。
 一週間、がどうとか。


 だが惜しいかな
 今現在俺にネタ的反応を返す余力はあまり無いのだからして
 申し訳ないがこの、毛だかヅラだかわからぬものは
 宿の窓辺に一週間陰干ししておいて
 後俺の手で葬らせて頂こうと思った。


 つかそんな薄っぺらい頭頂部で方々回されたら擦り切れっちまうよなぁヅラも…


正直な話
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2007年09月26日

神の采配〔幻火〕

 例の魔獣の騒動が半端な形で段落を終えたとの噂を聞いた。
 国の頭になる気は皆無…と言えば嘘になるが
 リスクを冒してまで面倒に手を出す気はない。

 何より、間違いなく連れ合いと過ごす時間が減ることになる。
 それだけは御免だ。



 さて、ゼト国内。
 月見の宴ももうじき幕だ。
 終幕までに団子の配布が間に合いそうにないのが些か惜しい…
 参加賞なれば櫓に来てくれた時点で渡しておけば良かったものを
 …などと思いはすれど
 そも、櫓を建てて騒ぎ始めた時には何を参加賞にするかさえ決まって居らぬかったしなぁ。

 …ま、良いやな。なんだかんだと喜んで貰えているようだし。
 拙い梱包術が申し訳ないが。

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2007年09月25日

名月と秋の風〔幻火〕

 月見櫓の準備は、滞りなく(?)完了。
 前日までぐずついた空模様は、それでも本日、そこそこ綺麗な晴れ間を覗かせてくれた。

朧月夜

 変わり種のてるてる坊主も山ほどあったが、
 累計して136コのてるてる坊主は遺憾なくその力を発揮し
 合計258コの月見団子も雨に濡れることなく、月見の席を彩っている。


 いや、本当
 どうなることかと思ったが…!

 不慣れを言い訳にするつもりはないが
 どうにも無計画ばかりがひそりと露呈するようなイベントになってしまって
 それでも盛り上がって、愉しくて…少なくとも俺は愉しくて!
 てるてる坊主を作り続けた甲斐あってか、十五夜である今日は綺麗に晴れてくれたし。
 参加してくれた方々には、感謝せねばなるまいな…!


 そして、自宅へ届けられている国伝言に
 月見櫓の宣伝が載っていたことを今日になって始めて気が付いた。
 一体俺はどれだけ切羽詰まっていたのだろうか。

 国王さんへも、感謝を。
 …こんなとこからで申し訳ないが。


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2007年09月21日

月見の宴も終わっていないが〔幻火〕

 九月…夜長月とやらももうじき終わる。
 月見の宴どころか準備も未だ済んでいない状態ではあるが
 そろそろハロウィンのことを考えねばならない時期になりつつある。

 実際動き出すは月見が終わった後でも良かろうが
 なんだかんだと毎年細々と続いている宴…というか、イベント
 さて…今年はやるんだろうかな…?


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2007年09月19日

黒猫〔幻火〕

 昨夜遅く。
 何やら微妙に慌てた様子で駆け込んで来た人影が一つ。
 聞けば猫を預かって欲しいという。

 何のこっちゃと思ったが、既に半猫が一匹居るような状態。
 一匹も二匹も変わらぬと言うて、バスケットに入れて宿へと連れ帰った。
 宿に咎められたらどうしようかと思っていたが、幸いにもそんなことはなく。

 ペット然としたペットを飼う…というか
 飼わないにしても扱うは初めてのことではなかろうか。
 紅の竜やら火の鳥やらを伝書鳩代わりに使っていたことはあったが…

 餌に困ったが、とりあえず狩り場でしとめたオオファルを適当に調理して貰った。
 魚の方が良かっただろうか。
 …だが釣れなかったものは仕方があるまい…。

(バスケットには「なつめぐ」のラベル
 …が、「ぐ」には打ち消し線が引かれているようだ)


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2007年09月18日

それが例え流れだとしても〔幻火〕

 何時の間にやら仲良し家族で定着しているような…
 連れ合いも喜んで居るようだし
 金色猫も楽しそうだし、よしとしておこう。

 いや、元より現状に不満なぞあるわけはないのだ。
 ただこう、ぱぱだとかままだとかの呼称の発端がアレでアレなだけなのだ。
 終わりよければ何とやら、かねぇ。


 さて。
 結局見るに見かねて施設管理所(?)の方に乱入を果たした。
 乱入早々に結構失礼な事を吐いているようにも思うが…俺。
 まぁいいやな。蹴られるなら蹴られる、だ。


 そして昨夜はちょいと宴やらの軽い打合せ…というか
 二言三言言葉交わした程度だが。

 予想はしておったが、今週はちょいと忙しなくなりそうだ。
 勿論、良い意味で。


しかし
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2007年09月17日

月見団子と照る照る坊主〔幻火〕

 不安多々…というか過多だったイベントも、お陰で盛況。(多分)
 倭風美人女将なお嬢さん(?)がなかなかに面白い。
 懐かしい名称の居酒屋から吟醸を一つ頂いたで、今夜はそれを振る舞いつ、見て回ることにしようと思う。

 居酒屋の方では金色猫と柴わんこが戯れておったり。
 大傘どうのと話して居ったらば、連れ合いがどこからか見繕って持ってきてくれた。
 うむ…これなれば雨風も凌げようし、武器にもなりそうな。

 …ただ、雨が降ってる時は武器として振り回せぬのが惜しいな。
 ま、そこは仕方あるまい。

 しかし、大傘片手に刀ひっさげて歩くたぁ…
 …俺ァどこの浪人だろうね。
 ついでに背には月琴背負ってきてると来た。

 子連れ狼か。
 となるとどこかに連射銃を装備せななるまい。


冗談はさておき
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2007年09月14日

出歩く〔幻火〕

 時間のあるうちにと、月見の場とバーへの顔出しを済ませる。
 次覗けるのは夜半になるだろう。

 しかし、連れ合いじゃねぇが
 俺も大概、酒酒云うておるな。何処へ行っても。

 まぁ、他のモノをあんまり美味いと感じられないのだから仕方がない。
 香草の効いた料理やらは、旨い…のかもしれない。
 嗅覚が俺の味覚みたいなもんだからな…


 …やれ、日中はどうも目眩がしていけない。
 あまり陽射しに当たりすぎぬうちに、宿へ戻ることにしよう。




そして日が暮れて
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2007年09月13日

月見の場〔幻火〕

 ぐだぐだと延ばしに延ばしていた月見の場を整えることにした。
 ようやっと雨も熄んでくれて、遅まきながらも連れ合いと金色猫の居る酒場へも顔を出した。
 さすがに温泉にまで顔を出すは、ちょいと憚られるが…。


 …実を言うと
 顔出し以前に、酒場の様子をこそりと伺ってようやく、動く気になったというが正しい。
 愉しそうな様子…てのは、何よりもやる気起こす材料になる。
 それに、珍しく連れ合いと金色猫が動いている姿を見たのだ。
 俺が動かずにどうする。

 とはいえ…愉しくなるもならないも
 動き始めなければ結果は見えないのだけれど。


 聞けば、ビンゴバーとやらも開始するとかいう。
 正直な話、数字は好きではない……というか、嫌いなので
 数値イベントとかいうのはあんまり開催も参加もしたくないんだが

 …たまには良いだろうか。

 月見の場も結局、数字に頼って居るしなぁ。


 ああ、そういえば賞品を決めねばならぬのだった。
 参加賞の団子を誰に作って貰おうか。

 終わりを定めずに突っ走り始めるは俺の悪い癖なのかもしれない。
 …ま、いいやな。
 何とかなるさ。
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2007年09月11日

葡萄酒を飲みながら〔幻火〕

 ちょいとした頼まれ事…という名目の手遊びを。
 酒を傍らに、出掛けぬ言い訳にしつつ、軽く作業をこなす。
 半端な技術でも、役立て、楽しんでくれるお人が居るというのは嬉しいことだ。 
 …わからぬお人は、わからぬままで良いよ。


 傍らにあるは、
 雨を言い訳に出掛けぬままでぐだぐだとして居ったところ
 見かねたか連れ合いが土産に持ってきてくれた葡萄酒。
 暖かい地方の葡萄酒というのはどうなんだろう、と思ったが
 なかなかどうして。結構イケるでないか。

 …といっても、俺は甘味と匂いしかわからんのだけれど。
 葡萄酒は本来酸味も苦みも渋みもあるものだという。
 味の解らん俺が飲むのは、ちょいと勿体ないかもしれないな。

 連れ合いの腰にくくりつけてやった金色猫も、どうやら酒場で騒いでいる様子。
 今まで酒場というは自身で切り盛りするばかりで
 あまり他人様の経営している場へ邪魔することがなかったのだ。
 ゆえ、実を言うとちょいと気後れしている部分が無いわけでもなく…

 ……ま、良い。
 店内の整理をするようなことも言っておるし
 それが済んだ頃に顔を出すとしよう。
 今度こそ。

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2007年09月10日

天候優れず〔幻火〕

 未だ国内にはあまり顔を出していない。
 酒場くらいには行こうと思いつつ…

 自身があまり活動する気になれぬ原因が、何となく分からなくもないのだが
 何もわざわざ表沙汰にするようなことでもあるまい。


 そこそこ天気も良くなってきたようなので、
 散策ついでにあちらこちらの様子を覗いている。

 何となく思い立って地鶏殿の家を覗きに行ったところ
 元マーメイドのお嬢さんがどうしてだか人の名前を叫んで居ったので
 突っ込みついでに今更っぽくエージュ土産を置き去りにしてきたり。

 様子見ついでに国内施設を見て回っていたら
 初めて見る施設があることにちょいと驚いたり。

 ……一体何を生産している工場なのだろうか…。
 気になるところだ。

それにしても
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2007年09月07日

開店休業〔幻火〕

 入国したは良いが、折悪く天気の良くない日が続く。
 …つまるところ雨。
 傘でも使えば良いのだろうが、こう風が強くては意味を成さぬ気がしてどうも…

 今ひとつ出歩く気になれず、宿の一室でぼんやりとする時間が続く。
 あれこれと書きためているものがそこかしこにあるのがいけないのかもしれないと
 そんな言い訳をしつつ
 酒杯を傍らに、手帳に向かいながら。

 食事に酒にと、一応最低限の外出はしているのだがな。


 連れ合いは早速酒場へ入り浸っている様子。
 金色猫も、今は連れ合いにくっついて居るようだ。
 温泉がどうの、などと言っていた気がしたが
 はて、ゼトは火山国か何かだっただろうか。
 火山国でなくとも、掘れば出てくるものなのかもしれない。
 水脈のことは、俺は分からんからなぁ…。


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2007年09月05日

ゼト入国〔幻火〕

 昨夜。日付の変わる少し前、ゼトへ入港。
 特に急ぐ用事も無いので、何やら浴衣を目の前に途方に暮れているお人をからかいに行ったり
 言霊狐より面白いものを見せて貰ったので、勢いのままにちょいとした仕掛けを作ったり。

 …はて、俺は他に書くモノがあったように思うのだが。


 さておき。

 そんなこんなで日付の変わる頃、のんびりゆらりと入国管理所の門を潜る。
 挨拶ついでにちょいと弾けてやろうかと思わんでもなかったのだが
 何が悪かったのか、弾けるどころか通りすぎて鎮火しそうな勢い。

 色々と考えるには考えたんだがなぁ。
 どうもこのまま、暫くは突っ走ることもなく過ごしてしまいそうだ。

 ま、季節も火祭りするにはちょいと遅い季節だしな。
 仕方あるまい……

 …ということにしておこう。
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