2004年12月10日

12がつ10にち

 夕刻
 港から出る船に乗り込む
 黒衣の下から垣間見た海原は
 どこまでも灰色をしていて

 湿気った潮風の匂いに軽く眩暈を感じた

 何もわざわざ日の在るうちにに出ることもないだろうに
 そんな不条理な愚痴を内心零しつつ。


 せめて日が沈むまでは船室に篭って居ても良いだろうか
 回を重ねて大分 慣れてきたとは思うけれど
 それでも苦手なものは苦手だし
 大体沈んだらどうするのだと
 そりゃぁ木は水に浮くもんだが
 いつ燃えるかわからんし
 俺の足元が。

 …となると俺はマストにでも登って居った方がいいんだろうか
 でなければ鉄板の上にでも
 しかし鉄板だって熱くなれば燃えるだろうし
 いや待て俺。
 今は身体に火を纏ってるわけじゃないだろう


 ………

 ひとまず船室に篭っておこう
 わだつみの気紛れで海が荒れたら
 とりあえず林檎樽にでも引きこもろう

 そもそも火精霊を海に出すというのが……


note.
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2004年12月09日

12がつ9にち

 日中、なんとなく目が覚めて
 モノクロォムの視界で天井を眺めた
 昼間の景色に色があったのは
 一体いつが最後だっただろう

 忘れようとしても思い出せない
 …いや違う
 思い出せるほどの時間の中には
 もう存在していない過去

 封じた隻眼を開いてさえ
 最早手には入らない 色のある時間
 せめて紅くらいは見えても良いのにな

 朋輩の瞳の色 髪の色
 日中は区別が付かぬから



 夕刻には出国すると云う
 次は……
 流れから行くと、アクサス海域…だろうか

 ここと ディアガル湖だけは
 絶対に行くことはないと思っていたのだがなぁ…

 あとヴァルティック諸島とかゼトとかも
 島国で言えばゴアと、ゴルダン諸島もあったか
 いやでもゴルダンは行ったのだよな、ずっと昔に
 ノルディックや魔島も海路だし…

 …とにかく水辺は厭なんだが
 この際文句は言ってられないか……

note.
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2004年12月08日

12がつ8にち

 一日
 何をしていたのか よく思い出せない

 宿の厨房を借りて 茶を入れたり
 久々に外をふらついていたり
 そんなことをしていた気がするのだが

 …なんだろう
 少し、疲れているのかな


 眠りの狭間で夢を見た気がする
 触れ得ぬまほろばに焦がれた一時
 願いはしても手を伸ばすことはなく
 そのまま幻影を捨てた夢を

 忘れやしない
 貴方の幸を願う
 だが それだけだ



 気付けば部屋中にいたネコがいなくなっていた
 少しの間とは言え 世話をした方としては…
 少々、淋しいものがあるが
 まぁ…仕方あるまい

 オルトゼスに滞在して、二十日近く
 そろそろ出国だろうか
 とうに準備は済んでいるから
 いつでも発てるのだけれど


 俺に付き合って夜半まで起きている朋輩の身体が少し気になる
 ヒトは幾分か、太陽に当たらねばいけないとも聞いたことがあるし
 …大丈夫だろうか

note.
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2004年12月03日

12がつ3にち

 眠れなくて
 …というより眠りたくなくて
 少し呆けた頭で猫と戯れたり猫に踏まれたり
 そんな事をしているうちに朋輩が戻ってきたらしい

 とりあえず火弾でも撃っておこうかと思ったが
 どうやら人が違うようなので抑えておくとして
 …どうしたもんかな

 開き直ろうか隠し通そうか
 どちらも難しい選択だけれど。


 とりあえずカーテンを閉めるなら明かりも落として欲しいような
 …いや決して変な意味ではなくて

 逃げられそうにないしなぁ……


note.
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2004年11月26日

11がつ26にち

 日中 ふらりと起き出して
 大分冷え込むようになった大気を漂う

 そういえば今夜が満月だったか、と
 久々に葡萄酒でない洋酒を買って戻った
 呑ませてくれるかどうかはわからないが。

 気分が悪いわけでも
 具合が悪いわけでもないんだがな
 機嫌は少し悪いかもしれないが
 それだって大したものじゃない

 窓際から外を眺めた
 国内は相変わらず

 ふと王宮に目をやると
 小麦色した猫が窓から城下を眺めていた
 猫にもなるのか、この国の王は

 …朋輩が喜びそうだ。


 そのまま空へ視線を移せば
 色付く景色に昇る月

 次は何処へ行こうかな



note.
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2004年11月25日

11がつ25にち

 オルトゼス。
 少し気分が回復したので
 挨拶くらいはと思い、管理所に出向いた
 が、聞こえてきた言葉と声の調子に反射的に背を向ける

 …多分宿で大人しくしてろという啓示なんだ
 きっと。
 言い聞かせて部屋に戻り 寝床に潜り込む
 一日不貞寝しよう…





note.
 萌えっ子嫌い……(精神的に受け付けないらしい)


 まほろは年明けだな…一つずつ片付けて行かないと。
 アカドクロ予約開始。
 動く城は…城は……か、彼さえ出ていなければ……ッッ!(拳)
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2004年11月23日

11がつ23にち

 夜と朝と 目覚めて
 …それから…


 何をしていたのか よく覚えていない
 周囲のものが片付いているから
 寝惚けて掃除でもしたんだろうか


 この国ではこのまま過ごしてやろうか
 …たまには 休息も





 夕刻、まだ日のあるうちに起きだして
 久しぶりに精神体でその辺を散策
 入国の挨拶くらいはしようと思いつつ
 結局何も口上が思いつかなくて宿へ戻る
 困ったものだ

 今夜は一晩中 月でも眺めて過ごそうか
 いつもと変わらぬ気もするけれど。

note.
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2004年11月22日

11がつ22にち

 引き続き…
 表に出る気が起きぬまま
 日中と夜とをぼんやりと過ごす

 朋輩には悪いと思いながら
 …どうにも、なぁ…
 間が悪かったのだろうが……


 満ちゆく月を眺めて
 横切る夜鴉に傍らを見る


 隠しごとばかりのような気がする
 言葉を探してばかりで
 慎重になりすぎるのは悪い癖
 直感に頼りすぎるのも 同じく

 難しいモノだな、感情というのは。

note.
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2004年11月21日

11がつ21にち

 オルトゼス。
 入国して早々に目にした諍い事
 さすがにあまり良い気はしないので
 城門の外まで一時待避

 挨拶さえする気が失せるというのは問題だな、と
 そんな事を考えながら
 何故だか落ち込む朋輩を微妙に宥めつつ
 再び城門をくぐる

 幾分かは雰囲気も和らいだだろうか
 とはいえ……

 どうにも、愉しめない。
 困ったもんだ。

 暴れようと思っていたが
 そういう雰囲気でもなさそうだし
 無難に城下見物だけで済ませようかねぇ…



 …血痕が少し気になった

note.
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