2004年10月12日

10がつ12にち

 出国。

 酒場を訪れた客の応対をして
 折角だから一人一人に一言を、とか考えて色々しているうちに
 気付けば夜も深く


 城門を出る間際で朋輩を探す。
 先に出る支度をしている、ということだったが
 姿が見当たらない、ということは 多分まだ、なのだろう

 …俺は旅の荷が少ないのだろうな
 月琴は常に持ち歩いているし
 酒は担いでいるし。

 まぁ…どのみち 夜も遅いから
 出国は明朝になるだろうか
 砂漠の朝陽はさぞかし この身に堪えるだろうが

 恐らく それは綺麗なものだろうから
 きっと見て置いて損はないと思う
 例え その景色に色がなくとも。


note.
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2004年10月11日

10がつ11にち

 何故だか解らぬが 少し思考力が落ちている気がする
 休日だから、というのもあるが
 雨続きで空気が湿気っているから、かもしれないし

 とにかく理由は解らないが
 どうにも頭がはっきりしないので

 とりあえず呑むことにした。


 昨夜、朋輩に妙な格好を押しつけられたので
 半ば自棄っぱち、半ば乗り気でそのまま店に立つ。

 半裸な上に、キツネ耳(+通常耳)とヒゲ。
 しっぽはオマケでついてきた。

 どうも、バランスが取りづらい。
 あまり出歩かぬようにしようかな。
 自分でしっぽ踏んづけて転びそうだ……



 なんだかんだと、トリオンに七日。
 そろそろ出なければ……とは思えど、なかなかきっかけが掴めず。
 …いや
 そんなものは無くても良いのだけれどね。


 単に 雨続きだから動きたくないだけで。

note.
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2004年10月10日

10がつ10にち

 少し、寝過ぎた。

 深夜。
 落雁を持って露店へ。
 昨夜は誰も来なかったらしく、置いた酒やらつまみやらがそのまま残されていた。

 風雨の影響だろうか、それとも……
 ま、深い事は考えまい。


 月琴を奏でて、空を見上げる。
 砂漠でなくても、夜は少々冷える季節になってきたようだ。
 熱源としての活動をせねばならんかな。

 ああ…そういえば。
 月末にはハロウィンの企画もあったっけか。
 そろそろ準備をしなけりゃならんな。



 …正直なところ

 人に任せきりで、己から盛り上げようとする気の無い輩
 暇だ暇だとは言うが 己から楽しむ気の無い輩

 そんな方々に 関わりたくはないのだけれどね。

 それでも
 目にすれば気に掛けてしまうから。


 …偽善者め。

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2004年10月09日

10がつ9にち

 雨上がり
 急に活気付いた露店で客の応対

 それから 思いついて和菓子探し
 …が、見つからなかったので
 適当な材料を買って宿に戻る

 調理場を使わせて貰い…
 倭酒に合う和菓子は何だったろうか、と一思案。

 …葛かな?
 いやしかし夏はもう過ぎたし
 かといって葛湯はないだろうし

 うむ
 葛はあきらめて落雁にするか
 焦がし模様をつければそれなりに見えるだろうか、などと


 …考えて色々しているうちに、夜明け近く。

 どのみち落雁なら一晩置かねばならないし
 昼まで休んでも問題はないだろう、と

 とはいえ店はそのままにしておけぬので
 酒とつまみの追加して、顔だけ出して
 ついでに朋友をからかって…からかわれて、かな?
 そのまま部屋に戻って寝床へ潜り込む。


 …和菓子の匂いがついたままかもしれないが
 ま、構うものか。

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2004年10月08日

10がつ8にち

 一日、雨が降って居ったので
 宿で寝たり転がったりしているうちに

 気付けば深夜遅く。

 さすがに何もせぬまま出国するわけにはいかないと思い
 湿った空気の中、月琴担いで、酒を片手に表へ出た。


 風に漂う 懐かしい気配
 思いがけず目にした姿に 一瞬思考が止まった。

 どうしようか、と少し迷ったが
 避ける理由も思い当たらぬので
 軽く挨拶をして行きすぎる。


 街角には朋輩の書いた立て札
 色々と、相変わらず…のようで。
 …先日勢いで、キツネ耳とかひげとか付けられたので
 折角だから記念に描き残して置いて貰おうか。

 駄目で元々。軽く詳細を書いて埋めてみる。
 …あの書き方で良かっただろうか。


 そのまま過ぎて、街の片隅。
 持参した酒を並べて、傘を広げて。
 担いだ月琴を片手に抱え、爪弾く音に……
 さて、誰が気付くかねぇ。

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2004年10月07日

10がつ7にち

 あれこれと思いだしつつ
 一日ぼーっとしておったら

 鰻殿が来ていた事に気が付かなかったらしい

 宿の者に聞いた様子では 随分と
 …昔 拝んだり突っ込まれたりしていた頃とは随分と
 人が変わったようだったが

 そういうものなのだろう、と 一人ごちる

 国内。
 酒場を建てようか、ネタに走ろうかと迷いつつ
 何も出来ぬまま今日に至る

 何ぞやらねば申し訳ないとは 思うのだが
 滞在期間もさほど長く残されていないし

 何より、ちょいと その

 …動きが取れぬ。
 困ったものだ。

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2004年10月06日

10がつ6にち

 Geist.
 英訳すると、「Ghoust」とか「Sprits」になる。
 思念体であり霊体、幽体。
 精神、転じて心を為すもの。

 ウォッカの名にはそういう意をこめたのであって
 決して、昔の主の
 黒き亡霊の名を取ったわけではない、んだ。うん。






 トリオン砂漠。
 表を出歩かぬまま、一日と半を宿で過ごす。
 静か…ではないかもしれないが
 良くも悪くも落ち着いた国だと感じる。

 また、露店で酒なり何なり振舞ってもよいが
 半端な獣人の多そうなこの国では何だか気が引けるし
 どうにも、困ったものだ。
 独特の国柄ゆえ、面白そうだとは思うのだが。

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2004年10月05日

10がつ5にち

 日中、珍しく目が覚めた。
 うとうととまどろみながら、陽の光線に視界が利かぬまま辺りを見やる。
 見慣れぬ部屋の風景に
 ああ、そういえばトリオンに入国したのだったと
 霞む思考で思い出す。

 朋輩は無事入国出来ただろうか
 思考はふわふわと彷徨い

 モノクロォムの天井を見て
 また魔睡む

 …こんな日も悪くない。



 夜半……

 色々と、

 …本当に色々と。


 少し…否
 大分整理が出来た。

 戻るとも、戻らぬとも
 今後逢うとも逢わぬとも聞かなかったが

 …それならば逆手に取るまでのこと。


 俺は貴方を待っている。
 信じることが真実になるのなら
 俺は貴方を信じて 待ち続ける。

 かけがえのないひと。

 俺は貴方を待ち続ける。


 …そのまま 夢現つ
 明け方の睡魔に襲われつ
 言いたい事だけは伝えようと…

 半ば惚けた思考で語る。


 俺はこれで
 結構 寂しがりなんだ。

 …いや、自分で言うと嘘臭いが。


note.
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2004年10月04日

10がつ4にち

 トリオン砂漠。
 入国したことは無いが
 その昔 契約の一環として
 交流場に一週間ほど、軟禁……もとい、お邪魔していたことがある。

 赤い髪した元息子も
 ヒトのくせして、何故か獣の耳と尾があったりした時代があったか。

 初代国王は猫。
 そういえば魔島民が一人嫁いだ気がしたが
 …どうしているだろうな。紅蓮の髪のお嬢さんは。

 幻惑の黒 狂い咲きの桜。
 一時の契約主も、この国のひとだった。

 …うなぎ、とか。
 ピンク色した鯰殿、とか。
 緑の髪の風精とか。

 少し国がごっちゃになっているかもしれないが。
 元気だろうか。

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2004年10月03日

10がつ3にち

 砂丘を歩き乍ら ふと、かつての魔島を思いだした
 愉しんでいた、と 思う
 目先の利益 領土拡大、人口数獲得の政策に走るまでは
 …そう言うと幾分か語弊があるだろうか
 だが、それはなるべくしてなった結果だと言い切るには
 あまりにも。

 空を見上げる
 愉しかったと、また思う
 友が友でなくなり
 執政者と国民の境目が明確になるまでは

 俺はまだ恨んでいるのだな
 夢も 理想も要らぬと言い放った役職者陣を
 例えそれが役職者たるがゆえの言葉であろうとも
 …ああ

 俺はあの時 魔島に失望したのだ


 今更故郷とは呼ばぬ
 だが それでも
 俺は彼の地を愛している

 憎悪と嫌悪を抱きながら
 それでも俺は魔島を気に掛けている



 巡国。
 次はトリオン砂漠。
 はて、そういえばあの国は、種族制限がなかっただろうか。
 耳国家。普通耳?種族は……ヒト、か。
 …どうするのだろう。


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