2009年01月06日

雪解けには遠い〔幻火〕

 のそのそと起き出した。
 起き出したというよりは、這い出た――
 いやさ、氷籠を溶かしたというが正しいか。

 住処とするのは氷の洞窟。
 名の通り氷の支配する空間。
 幾らか休もうと思って焔の熱を弱めたらば
 瞬く間に外界と閉ざされて、早一月弱。

 存分に静かな時間を堪能した。


 半冬眠状態の儘何をしていたかというと

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posted by アシアン at 01:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 幻火:夢語り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月04日

氷解

(人の訪れを拒むかの如く、そそり立つ氷壁)

(棘々しき綺羅めきたる氷筍と、氷柱とを通りすぎれば)

(嘗てと変わらぬ佇まいの居宅が、一ツ)



(足踏み入れれば一角のみが温かく)

(手入れされた椿が来訪者を迎える)


(幻の名を冠した焔と、その伴侶の生活が其処にある)


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posted by アシアン at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 闇に啼く龍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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