2007年06月30日

紅蓮の乙女〔幻火〕

 同じ火精霊のよしみだったろうか……否
 店繋がりだったように思う。

 以前、紅の…
 焔の名を冠した酒に、詩を一つ、寄せてくれた火のお嬢さんだ。
 そうだ…確か、三年と一週間前に。

 それからは、会議室でも、茶室でも…大聖堂でさえ顔を合わせることをせぬまま
 お互いの店にて品の売買と、伝言や書簡で細々と交流を繋げていた。
 彼女は焔の酒を
 俺は月琴を、それぞれ購入して。


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2007年06月29日

続・カレー騒動〔幻火〕

 折角カレーそのものを買うてきたというに、はばねろかれーとやらにはケーキが必要だとか、で
 金色猫は以前俺が復活祝いに贈った青薔薇ケーキと混ぜて食うという。
 真っ赤なカレーに青薔薇のソース。
 紫色のカレーになるんではないかと言えば
 そんなら俺は紫のカレーのひとだという。

 …俺は元ネタを知らんのだが
 話の流れから推測するに

 紫のひとは幼児趣味で、黒い人はハゲらしい。
 うむ。

 ついでながらに
 昨日しなんびの愉快なモノを届けてくれた薔薇のお人は紫なので
 ここでこっそりと紫の薔薇の人と命名しておこうと思う。
 幼児趣味かどうかは知らんのだが。


遊びもほどほどに
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2007年06月28日

ちま俺。〔幻火〕

 先日お会いした薔薇のお人(語弊在り)のノリが妙に良かったので
 勢いで再々販売に至ったちま俺。
 商品名、使い捨て火種。

 話の流れが「使い捨て火種一年分提供」ということだったので
 そんなら、と思って365個仕入れようかと思っていたのだが
 それはさすがにどうかと思って一時取りやめに。

 とまれ、作ったネタは押し付け…もとい、届けて来なければということで
 やはり勢いのまま自宅へ押しかけたが1日ちょいと前の話。


 …どうやらいたく気に入って頂けたようで何よりだ。
 決してときめく対象ではないと思うのだが
 まぁ、人の好みはそれぞれなのでここはそれ、敢えて何も言うまい。

 ちなみにシリーズ物として

 『最適温度を貴方にお届け。アシアン直火風呂』

 なんてぇのも、案だけはあったりするのだが
 色々面倒なので案だけに留まっている。


 で、だ。
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2007年06月27日

Ring.〔現火〕

 少し、前の話になる。

 家主の留守中に、生活用品などの買い出しに行った折
 奇妙に惹かれる物体があった。

 物質の形を確とは映さない視界では、何か解らず
 手に取ればそれは小さなリングの形をしていて。

 指に伝う感覚は己のそれと同じ、焔の気。
 何となく、買い求めて
 だからといって
 渡すことも出来ずにしばらく仕舞い込んでいた。

 …装飾品嫌いの俺が。
 こんなもの、買うなんて。


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2007年06月26日

懐かしいもの〔幻火〕

 朝はカレーだの、カレーは良いが米がない、だのと
 先日から自宅が面白いことになっている。
 金色猫に至っては、米がないならケーキで食うなぞと言い出す始末。
 それを受けてまた連れ合いが、小麦粉焼くだのとおかしなことを言う。

 食材を買うという選択肢はないのか。俺の家庭には。

 放っておくと朝飯が半年後やらになりそうだったので
 喧々囂々と楽しげな二人を留守居に残して買い物に出掛けた。

 米やら小麦粉やら。
 緑茶と紅茶やら。
 調味料の幾つかと、ついでに酒も購入して
 自宅まで届けてくれと言い置いて

  ――何せ俺の身体は…自宅から外に出たが最後
   殆どすべてものに触れることが出来ないから

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2007年06月20日

神の掌〔幻火〕

 ゼノンだとかなんだとかの復活の余波……という話を聞いた。
 毒蜘蛛、がどうだとか。滅者だとか。

 幾人か嬉々として飛びつきそうな旧知の顔が浮かぶ。
 かつての魔島…スルトガルム時代の主要面子は大方そうなのではないだろうか。

 俺はというと……主要面子には居たとしても
 どちらかというと反体制に居た上、肝心の一幕には国に居なかったという為体。
 そも、当の国への愛着も、幾度目かの革命騒ぎの際に煙と消えた。

 大体にして
 世界の覇者だろうと何であろうと、気紛れでいい加減な神の掌の上。
 西方の御伽噺にある釈迦の五本指を柱と違えた猿の如く…ではあるまいか。


 とはいえ、斯様な事をほざく俺自身
 その神とやらの作り出した世界に存在する生き物に違いないのだが。


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2007年06月19日

平穏無事な。〔幻火〕

 ただでさえ自宅に居る時間が長いものを
 雨の季節ともなれば更に長くなる。

 金色猫はふらふらと、あちこち出回っている様子
 結局家には二人きりで


 住処は夏でも涼しいが
 暑くもなればそうひっついても居られないなと笑えば
 そんなことはないと、連れ合いから返るは否定の言葉

 火消し遊びだと、何処ぞの国で己を標的にさせて逃げ回っていた頃が懐かしい

 世界は色々と騒がしいようだが、此処は平穏なものだ。
 退屈を覚えるほどではないが
 時折、居を構えているジネバスに仕官をしても……と思わないでもない。

 仕官なぞしたところでどのみち
 何もせずにぼんやりと過ごすだけになるのだろうから、身動きするつもりはないが。
 大体仕官なぞしたら家で過ごす時間が減ってしまうではないか。


 ……引きこもりと笑われるだろうか。


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2007年06月18日

竜啼〔現火〕

 黒い竜が生活の一部になった、その翌日

 留守中に竜の居場所を作ろうと、家事もそこそこに歩き回る

 以前、持ち歩いていた龍笛を思い出す
 最早この手には無いものだが
 アレで意思疎通が出来たら、と、夢物語のようなことをふと、思った。


 柵も檻も要らぬと思う
 竜は賢い生き物だから

 ただ此処がお前の帰る場所になるのだと
 それだけをよく、言い聞かせて

 見えぬ顔を手探りで そっと鼻面を撫でてやった

 何を食うのかは解らないから
 とりあえず思いつく限りの品を並べて

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2007年06月16日

謎の物体

 …謎の物体、というか。
 「????」とかいう代物。

 どうも神とやらの采配に因るものらしい。
 まだ実物を目にしたことはないのだが。

 話を聞けばどうも、国の存亡に関わるものだとか。

 と、言うことは
 国に属さぬ俺には、つまるところ
 何の影響も及ぼさない、ということか。


 調査団は10人必要なのだとか言う。
 国民数の少ない国にとっては、ある種のチャンスなのだろう。

 人の数の多い国では希望しても溢れる。
 逆に少ない国では人出が足りない。

 引き抜くチャンスなのだろう。
 ……などと言うは、理想論だろかな。


 どのみち俺は傍観するだけだ。
 幸か不幸か、引き抜きに来るような国王の知り合いも――


 …うん。
 居ない筈だ。


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2007年06月15日

黒い竜

 変わらぬ日常の合間に現れた、黒い竜
 土産というには些か大きすぎる生き物

 どう世話をしたものかと考えあぐねていると
 いずれ共に空の散歩でも、と 笑うひと
 それだけで困惑は吹き飛ぶ

 単純なものだと、自分でも思う


 …けれど
 同時に思い出したのは数年前のこと



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2007年06月14日

6月14日

 数日前に気付いてはいたんだが
 知らぬうちにパール殿が行方を眩ましていた。

 酒蔵の一部を貸していた筈なのだが…
 名残を探しても見つからない。

 いつぞやの歌会の際に声かけても反応が無かったゆえ
 危ないかなと思っては居たのだけれど、な。

 知らぬ仲でなし、せめて一言と願うは俺の我が儘か。


 …とはいえ、そこまで落ち込んでいるわけでも
 ショックを受けているわけでもないのだ。
 慣れる慣れない以前に、俺はあまり
 そういう事には拘りが無い……らしい。

 らしいと、自分で言うのも可笑しいものだが。


 何処へ行っても愉しくやっていればいい。
 例え往く先が冥界だとしても。
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2007年06月05日

気力と時間の兼ね合いか。

 色々書き連ねたいことはあるのだ。

 昨日の歌会のこと。
 題10番勝負のこと。
 帰宅後のこと。
 金色した彷徨いねこのこと。
 連れ合いのこと。

 折を見て書いていきたいが、少し難しいやもしれない。


 先日スコップをお届けしたお嬢さんとは、未だ連絡が続いている。
 週一度のペースではあるが…
 どうやら無事、農業を始められたらしい。
 そろそろ収穫の頃合いだろうか。

 ぼんやりしていると本当、瞬く間に1日が終わってしまうな…
 特に何をしている、というわけではないのだが。


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posted by アシアン at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 幻火:戯れ事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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