2007年01月31日

酒の売れ行き

 店番するのも面倒なので無人販売扱いにしてる酒だが
 真紅の色した酒の売れ行きはあんまり良くない。

 多分、グラス一杯分でしか売ってないからなのだろうな。
 他は瓶売りなのだから、アレだけ高いと思われたって仕方がない。

 とはいえアレは一杯ずつ作って置いてあるから
 どうにもならないと言えばどうにもならない。

 いっそのこと一本分まとめて作るようにしたらどうだろうか
 とはいえ瓶の形が問題で
 どこぞに腕の良い硝子職人でも居ればいいんだが…



 そんなせせこましい悩みはあれど、日常は平穏に満ちている 
 俺が幸せを実感するなど思ってもみなかったな

 漸く手に入れた、かけがえのない存在
 後にも先にも、たった一人。


 …惚気になるか?
 構うまいさ。
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2007年01月26日

久しぶりの葡萄酒

 このところ倭酒が多かったのだが
 ふらりと買いに出た際、目についたので久しぶりに葡萄酒を買って帰ってきた。

 たまには良いだろう?と
 普段は倭酒ばかりな連れ合いにも杯を勧めて

 ゆっくりとグラスに注ぐ。
 淡い琥珀色。柔らかで上品な…
 微かに漂う、酸味を予感させる、微かに曇った香り。

 発酵時の炭酸が少し残ってるんだろうな
 細かな気泡がぱらぱらとグラスを飾る。

 少しグラスを回す。
 とろりとした薄い膜が内側に張り、すぐに伝い落ちて…



 口に含む。
 微かに残った炭酸の与える刺激。
 刺激を覆うように広がる、柔らかな酸味。
 やがてそれらは溶け合いながら喉を滴り落ちてゆく。
 舌先に僅かに残る、心地良い苦みと、かすかな甘味。

 体内に収めた滴が、奥深いところで静かに滾る。


 …ああ
 たまんねぇなぁ…




note.
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2007年01月25日

どこもかしこも…〔幻火〕

 鍋、鍋、鍋ばかり。
 確かにそんな季節だけれども
 元々水ッ気あるものが好きでない上に、鍋はとうの昔に飽きていたりする。

 大体鍋なぞ食ったら家に帰ってから飯が食えなくなるじゃないか。
 …満腹感てのを感じたことはないが
 食えば他のものが食えなくなるという話は良く聞くので、きっとそうなのだと思う。

 賑やかしに参加出来ないのは申し訳ないが
 そんなわけで闇鍋とやらの参加は見送りだ。
 楽しそうではあるんだがな。

 そういえば
 そろそろ二月の頭に向けて豆まきなぞ準備したが良いんではなかろうか…


 国名の投票は今夜1時まで。
 国民数の半分は投票に来てくれた計算になるだろうか。
 まずは上々…だな。

 早いところ色々片付けて
 家でゆっくりする時間を作りたいものだ。


 そういう生活が長かったせいだろう
 楽しいのは楽しいが、やはり
 どこか物足りない。
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2007年01月24日

微香《惑わしの桜》

 求めていたのはおそらく「誰か」の存在
 魂の脱け殻となった俺の虚ろ
 入り込み心為す 何か

 ぎこちなく礼延べて
 微かに笑う
 礼の言葉くらいしか、贈るものがない

 今の俺には何もないのだ
 言葉さえ 内を埋める存在が無ければ紡げない


 貰ったのは過去に捨てた筈の魂
 過ごしたのは仮初の時間

 たとえそれが夢の一刹那でも
 微笑んだ桜を 俺は嬉しく思うよ
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2007年01月23日

新規国名やら何やら〔幻火〕

 異界の天は何やら騒がしいとか聞くが、こちらは静かなものだ。
 閑話休題。

 大分ばたばたとしていたせいで(言い訳になるが)
 手記の方も長いこと無沙汰していた。

 何やら忙しそうな上のお人らに焦れて
 連れ合いに了承も取らずと国事に首を突っ込んだり
 新規国名を決めたいとか言ってるので代理で場を設けさせて貰ったり
 挙げ句入国挨拶なぞに顔を出していたりもする
 ここまで国関係で動いてるのは初めてじゃなかろうか。
 自分で自分の首を絞めているような気がしないでもない。

 俺ァ元来個人で動いている方が性に合っているのだ。
 だのに何故こう細々と動いているのだろうか…

 などとぶつくさと呟いていたら、連れ合いに呆れた顔をされてしまった。


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posted by アシアン at 21:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅日記【ゴルダン諸島】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月15日

小異変〔幻火〕

 酒を買い足しにふらりと訪れた馴染みの店先
 姿の無い店主殿が気になって
 こそりと壁擦り抜けて様子をうかがえば
 なんというか

 …いや、うん
 俺は何も見なかった。


 野暮用があったんだが、後で手紙でも届けておこう…
posted by アシアン at 10:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 幻火:戯れ事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月11日

思いつきつらつら。〔幻火〕

 質問投げ込み用の立て札とか看板とか。
 あと、入国管理所への挨拶返しをしたいがどうなのかとか。

 もうちょっとコンスタントに動きたいが
 連れ合いと過ごす時間が減るのは嫌なのだよなぁ。

 妙に動きたくなるのは、動ける場所があるからなのだろう。
 未完成だからこその魅力。

 …ま、動いて反応が返ってくるかどうかは、やってみないとわからんのだけれど。


 占術処もちょいと趣向を変えてみるかな
 御籤方式に。
 それなら、あまり長く家を空けずに済む。
 必要以上に、うっかり愛想振りまくことも。



note.
posted by アシアン at 12:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅日記【ゴルダン諸島】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月10日

銀聖都〔幻火〕

 一夜の海路を経て、ゴルダンへ入国した。
 航海中の海の荒れ具合は忘れておくことにして…

 復興中の国というのは、前々から興味があった。
 些か不謹慎な話ではあるが
 がらんとした会議室からスタートするというのも面白そうだ。
 気紛れに顔を出した外交間では、面白そうなひと(?)が孤軍奮闘してらした。

 思い立ったが…というわけにはいかなかったが
 ちょいと遅れて、漸くの入国。


 連れ合いを伴い、城門をくぐる。
 人は少ない割に、めまぐるしく動く、城下の有り様。
 …盛り上げ甲斐がある。
 酒場がないのが玉に瑕か。


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posted by アシアン at 01:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅日記【ゴルダン諸島】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月09日

 いつに見かけたのかは忘れたが
 一振の刀が気になって仕方がなかった

 既に一振持ってるから、これ以上持ってどうするんだとか
 そもそも俺に似合うような刀でないとか
 そんなことも思いはしたが
 それでも、どうしても気になって

 連れ合いの守り刀に、ともふと思ったが
 そもそも気に入ってくれるかどうか


 いや、決して自分に似合わないから誰ぞに持たせようとかそういうわけでは
 …あるかもしれないが

 うぅむ。
 しかしあんまり長いこと悩んでいると買う機を逃すからなぁ…
posted by アシアン at 13:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 幻火:戯れ事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月06日

出立の準備

 さっぱり興味のないつもりでいたが、
 気紛れに覗き見た隣国の様子がなんだか…

 楽しげというにはちょいと不謹慎だが
 どうにもこうにも、復興中の国の様子が気になったので
 ちょいと邪魔してみることにした。

 いつものように連れ合いを伴って、久方ぶりに方々を巡り
 国の方には早めの挨拶を済ませる。

 やり忘れたことは…ない、はずだ。


 早めに外出先を辞して
 借家に帰宅してからは出立の準備。

 隣国とはいえ、急に言い出したことだからさすがに準備に時間がかかる。
 振り回してばかりですまないと、幾度か詫びつつも

 …共に行動してくれることを、嬉しく思う。

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posted by アシアン at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 幻火:戯れ事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

帰宅

 冬の桜に一時の別れを告げて
 足早に、今の栖への家路を急ぐ

 顔を合わせるのは、怖い
 声を聞くのも、言葉交わすのも

 けれど
 魂無き身体の奥底 虚空に谺する渇望
 虚無はそこに在る筈の存在を求める

 なんて 身勝手な


紫紺の畑
posted by アシアン at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 現火:現への遡行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月04日

頼まれ事

 普段通り二人で過ごしてたところへ、突然の来訪者。
 何年ぶりかになろうか
 出来ればあまり顔を合わせたくはなかった相手。
 当人にしては控えめな切り出しで、頼み事があると切り出された。

 それが、数日前のこと。


 元々の依頼人(と言っていいものか)と顔合わせして
 軽い頼まれ事を引き受けた。

 怪訝そうな顔する連れ合いに、
 いつものお節介の虫が騒ぐのだと言って笑う。
 心配せんでも
 俺が表舞台に立つことは、昔も今も、きっとこれからもないだろうから
 安心してくれとそう言って、笑う。


 小一時間ほどの作業。
 俺らしくない仕上げに、小さく頷いた。
 これならば、大丈夫。

 後は引き渡して、好きに使って貰えばいい。



 …それにしても
 そう派手なことをしているつもりはないんだがな。
 方々で俺を知る人が居るのは

 ……。

 長く居れば、それなりに仕方のないことか。
posted by アシアン at 03:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 幻火:戯れ事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月02日

安息《惑わしの桜》

 幾つもの交わした言葉
 その内には罵倒も蔑みもあった
 断ち切れなかった未練そのままに
 振り回し振り回され 嘲笑われ

 覚えたばかりの「痛み」と
 忘れ得ぬ享楽
 等しく与えられ奪われて

 やがて
 残された筈の傷は消え
 過去のそれも泡沫のように 溶けてなくなる


 知らぬまに聖夜は終わり 年も変わった
 過刻が嘘だったかのような穏やかなひととき

 気付けば緩く笑う己が居た
 忘れかけていた心の隙間
 こじ開けたのは他でもない 狂い咲きの桜


 …半ば、強引な気がしないでもなかったが。


 交わした言葉は幾つも
 今はただ穏やかな声と心
 想い出と変わる未練をこの胸に
 僅かに残る時間を 静かに過ごす


 かつて出会ったようにまた別れるのだろう
 けれど忘れまい

 狂い咲く桜の下
 一人舞う姿があったことを
 桜狂わすほどの切なさが
 彼の人にあったことを
posted by アシアン at 01:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 現火:現への遡行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

年のはじめ

 散々だった。

 ふらりと出かけた先々で、それぞれ地雷を踏ん付けるわ
 買おうと思ったモノじゃない品物を買ってしまったり
 挙げ句そのせいで両手が塞がって、結局売り払う羽目になったり

 年の頭から、何て日だろう。


 早いところ居るべき場所に帰れってコトだろうか
 そう言えば出向いた先は全部茄子畑とは逆の方角だし

 ……明日は少し、考えてみようと思う
posted by アシアン at 01:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 現火:現への遡行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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