2006年11月30日

 二人暮らす畑の栖
 窓辺に知らず置かれた、見慣れぬ酒瓶

 …残り香に、送り主を思い出す


 ――望まぬ死もあり得るのだと
  言おうとして言えなかった

 それすらも おそらくは
 絶えきれなかった俺の願望 なの …だろう



 きっと問う相手は
 告げるべき相手は彼の人ではなく
 共暮らし共にあるひとなのだろう


 甘えていたと自嘲し けれど存在に感謝もし


 見慣れぬ瓶の栓を開けた

 一人重ねる杯の奥には何も見えない


 今はまだ それでいい
posted by アシアン at 01:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 現火:現への遡行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月28日

ゆめうつつ

 あまりにも
 …時に望むそれよりも あまりにも多くの時間を一人で過ごし
 最早尽きて枯れて果てて消えたと思っていた衝動が首を擡げた

 気付けば廓
 妹と、旧知の友人と戯れて
 途中訪れたはずのひとへの接し方もわからぬまま
 結果的に追い返し


――問うた言葉は
 記憶がなくとも同じ魂なら それはかつてと同じ
  …つまりは「過去の代わり」になるのかと

――答えて曰く
 其は残されたものの望みでしかないと


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posted by アシアン at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 現火:現への遡行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月27日

愛孫(義理だけど)

 血の通わない身体には親も息子も娘もないが(伴侶は居るが)
 昔に縁を結んだ義理血縁は それなりに居たりする

 タイトスカート着用の上「姉」という名目でなら、とか
 そんな約束の上冗談半分…いや全部冗談で結んだ義姉妹の縁、なんてのもある

 いつの間にか消えてた血縁も、少なくない

 が
 時々とは言え、今でも絶えずに交流の続いてるのも確かで

 今日もまた。

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posted by アシアン at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 幻火:戯れ事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月25日

日々

 戻らぬ時の遠さを思い知る

 共に暮らし、過ごすこのひとは
 かつてと似た魂を持ちながら
 決してそれと同じではないのだと

 己が手で失わせた存在はあまりにも大きすぎて
 与えられたはずの幸でさえこの手にするを躊躇う


 この永劫はいつの日果つる
 終わりのない悔恨は
 購うにも購う術のない己が罪科は

 助けや救い 或いは教えを乞う対象すらない


 おそらくはそれが俺に与えられた罰



 絶えようとて絶えきれぬ
 滅私の願望よりも尚重い苦悩

 それが俺には似合いだ
posted by アシアン at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 現火:時の向こう側 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月20日

おかえり。

 大分長いこと療養中だった亭主殿が戻られたようで
 昨日の夕暮れ、些か慌ただしくも顔出しに来てくれた。
 病み上がりの身体で…更に寒い時期に、わざわざ申し訳ない。

 熱燗持って返事しようと家まで行ったんだが
 どうも取り込み中だったようで、出直し。
 しかし、よく考えたら病み上がりに酒はないよなぁ。
 別の身体によさそうなモノを考えてみることにしよう。


 亭主殿が戻られたってことは
 うっかり「せっとでお買いあげ」された俺と彼も働かねばならんのか…な?
 …藪蛇かもしれない。


 某所の2P祭りが開始。
 皆結構苦戦してるみたいだ。
 俺も魔鏡に姿映しに行ったけれども
 形らしい形が見えてくるまではもう少し掛かりそうだ。



家のこと
posted by アシアン at 11:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 現火:現への遡行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月14日

飽きもしない

 宿で一夜を過ごし、様子見ついでに街へ出たら
 入国記念だという不思議な羽を手渡された。
 昨夜購入した酒とも相俟って、部屋の雰囲気はきっと変わるだろうと思う。
 青いイメージは俺にも彼にもないんだが…
 でもきっとキレイだろうから、飾っておこうか。

 それから、羽ついで…というわけじゃないのだろうけど
 今回もまた、中継地への配属を承った。
 管理所の様子を見るに、毎日報告…よりは
 数日おきの定期的な報告の方が推奨されてるようなので、大分気が楽だと思う。
 ともあれ、勤務はまた後で。

 宿への戻り間際
 これもまた気紛れに軍人登録。
 申請書の端っこに「軍用犬・馬舎掃除希望」と書き添えておいた。

 火精霊は一般的に気性の荒いのかもしれないが
 戦場に出る気はないんだ。色々と面倒だから。


 中継地への挨拶を済ませて、宿へ戻った。
 瓶の酒はまだあるし
 また暫く、夜風を愉しむとするかねぇ。
posted by アシアン at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 幻火:戯れ事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ロンディム

 ハロウィンだとか、何だとかで
 知り合い…友人?になったお嬢さんから、国に来ないかとの誘い。

 長いこと在野で居たけれど、取り立てて理由もなく
 かといって国に仕官する予定もないので、普段なら断るのだけれど
 勤務だけで良いと言ってくれたので
 ちょいと宿をお借りすることにした。

 いつまでになるかはわからない
 今までのように、急に国を出るかもしれない。

 あんまり深入りせんように、と自戒しつつ
 こっそり半身と連れだって、軽く挨拶と
 何もせんまま滞在してるのは申し訳ないので
 施設管理とかで使えたら使ってくれと言い残して、宿へ戻った。

 国産の酒は俺と彼への土産。

 それにしても
 ここは随分と暖かいのだな…


note.
posted by アシアン at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 幻火:戯れ事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月08日

もさもさを配り歩く

 時季外れにならないうちにと
 ハロウィンパーティの参加賞を配り歩く、日々。
 早いところ済ませて、なるべく長く家で過ごしたい。

 …のだけど

 途中、何故かことの他参加賞を気に入ってくれたお嬢さんから
 国に来ないかとのお誘いを受けた。

 国内で人と関わるのは
 も一人の俺と、彼に任せた方が良い…のだろうな。

 かつての栖にそう意識だけ残して、残りの配布作業へ戻る。

 今更だけども、おかしな気分だ。
 意志と意識を違う俺が二人居る


 …けれど、きっと
 他の人から見れば、どちらも変わらない俺なのだろうな。


 それは彼の人だけが知ればいい
posted by アシアン at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 現火:現への遡行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2P祭。

 ハロウィンの名残を配る傍ら
 並行して進めてたもうひとつの祭り。

 途中主催の一人が医者に運ばれたりとか
 ちょいと面倒なことが(現在進行形で)あったりしたが
 一応場所は形らしい形になったので、公開することにした。

 ここ

 昼になったら店にチラシを貼るので、興味のある人は持っていってくれると
 ……いいんだけど、なぁ。

 参加者は死人でも構わない、と、主催の一人。
 常設イベントになるとのことなので
 国問わず、普及してくれるといい、な。



 でもその実
 俺はちょっと腰が退けていたりする。
 俺でない俺なんて…なぁ…。
posted by アシアン at 00:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 現火:現への遡行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月05日

違えた魂

 例えその名を等しくしようと
 どれだけ同じ想い 言葉を伝えようと
 目の前に居るこのひとは
 かつてのひととは違うのだと 思い知る

 等しいと言えば等しく
 似ても似つかぬと言えば またそれも正しい

 求めるのは「今」この時に
 目の前に居るこのひと だけ


 「かつて」と重ねて 今を求めるわけじゃない
 思い出は 思い出
 どれほど悔い、足掻いても 二度とは戻らない
 求めるのは「今」のこのひと

 それなのに


 告げられぬ己が名を思う
 ことある度に思い出す 昔を

 おそらくは未練なのだろう

 情けないことだ
posted by アシアン at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 現火:現への遡行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月01日

Halloween

 一月ほど前から準備していたハロウィンパーティ。
 予想を超えるひとが集まってくれて
 …まさか30名を越すとは思っていなかったな。

 お菓子配ったり投げたり
 食ったり食われたり湯煎にされたり。

 あんなに賑やかな場所を最後にしたのは…
 …かれこれ、2年以上前にもなるだろうか。

 人は多ければ多いほど気が楽になる
 暗い話題も落ち込むような話題も、人に紛れて楽しめる。



 逢いたいひとに逢えなかった
 それだけが唯一の心残り

 居場所に戻ったら八つ当たりでもしてみようか。
 相手にすら、して貰えないかもしれないが。


 交わす言葉は足りないばかり。
posted by アシアン at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 現火:現への遡行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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