2005年12月31日

12がつ31にち

 酒の肴に蕎麦の支度
 杯並べて燗をして
 灯すは薄紅 薄明かり

 年の終わりに日の終わり
 月は見えぬが星明かり
 並び眺めて 酒交わす


 再び過ごせたこの時を
 その存在に感謝して
 伝える言葉を声にする

 聞こえるように
 伝わるように


 此の身が在るは貴公がゆえに
 声も心も貴公がゆえに

 忘れてくれるな この俺を
 失くしてくれるな この俺を

 その傍らに在ることが
 共に歩むが俺の望みだ、と


 ――また、一年
 宜しく頼む。
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2005年12月30日

12がつ30にち

 何やら忙しなさそうな朋輩に
 年明けたら酒でも、と切り出してみたら…

 勢いで年越し蕎麦を過ごすコトになった。

 蕎麦…
 「蕎麦のように細く長く生きる」が由来だっただろうか。
 切れやすい蕎麦に、一年の苦労や厄を断ち切るというのも、含まれていたように思う。

 蕎麦は、傍とも掛けられると言うが…
 その意味を含ませたって良いんではないかな、とも、少し思った。


 すっ転んだ朋輩引っ張り起こして、蕎麦の席と酒の支度。



 月の無い夜に、ひとつ、ふたつ…
 己の焔で灯を点して
 足りぬ熱は…

 傍らのひとと、共に。



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2005年12月29日

12がつ29にち

 年の瀬

 幾百度も過ごした時間。

 時には過去に囚われ
 時には同胞と呼ぶ者と共に

 或いは一人 闇に溺れて
 または月と共に 酒と共に。


 このひとと共に過ごすのは 二度目になる。
 確か昨年は大怪我してたんだっけか?

 ある意味今年も似たようなものかもしれん…


 年の瀬の酒は叶わずとも
 せめて年明けての杯は交わしたいものだ。

 生憎と俺は初日の出なんてモノは見れないが
 代わりになるようなもの、何かあったかな…。
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2005年12月28日

12がつ28にち

 今更 ――
  今、更 …だと

 互いに何度も繰り返して
 苦く笑う


 出会う時が違っていたら
 出会う場所が違っていたら

 もし… であれば…と
 過去の仮定を挙げればキリがない


 けれど
 あの日あの時 あの場所で
 貴方と出会ったから 俺は惹かれたのだろう

 おそらくはこれが一つの路



 その腕に咲く桜 永久に
 華に宿すこの焔の熱
 やがては朽ちる貴方と共に


 恋ではない 愛ではない
 ましてや憐憫や同情でもない

 あるとすれば僅かな後悔と未練
 そして貴方の安息を願う心


 呼ぶ名も 形も持たぬ関係




note.
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2005年12月27日

12がつ27にち

 初めて 人を支配したいと
 そう思った


 伝わらぬ想い
 伝えきれぬ己の愚かさと未熟さ
 解り合えぬもどかしさ

 おそらくは俺にもあるのだろう
 負の方向へ思考を逸らし
 予め悲劇を予想してそれに備え

 いつしかそれに囚われる
 その姿


 心配事になど 囚われる間がないほどに
 悲しむ余裕など 嘆く時間などないほどに

 満たし 狂わせ
 その目は俺だけ見ていればいい


 ほんの 一刹那

 一刹那だけれど

 そう 思った
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2005年12月26日

12がつ26にち

 すべてが巧く回る、なんて
 そんなことは今まで無かったように思う

 幸と安息を感じる今でさえも
 その裏で葛藤する己が居る

 誰かを傷付け
 誰かを苛み 苦しめて


 夢物語と知ってはいるが
 この場に居る 三つの魂
 せめてその内だけでも



 …俺も甘くなったもんだ
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2005年12月25日

12がつ25にち

 自分を貶めて蔑んで
 自虐の路を直走り
 他者からの哀れみだけで生きようなんて
 そんな莫迦げたことは思わないが

 時折自分自身の行動が
 自分の忌み嫌うそれと同じものなのではないかと
 ふと思うことがある。


 不幸であるとは、決して思わない。
 恵まれているとも思わないが

 確かに俺は満たされていて
 時折 どうにも出来ないくらい
 悲しみと切なさとに浸ることもあるけれど

 それでもやはり 俺は幸せで

 その幸せは、朋輩が在るお陰なのだと
 今になって一際強く そう思う。


 かつてがあればこそ 今がある。

 袂を別ったかつての同胞たち
 契約を破棄することで 路を違えたかつての主

 思い出す過去
 思い出になった時間

 馳せる想いは
 かつてへ届くことはない。



 歩む道はひとつ

 この手を離すことはない。
posted by アシアン at 23:58| Comment(1) | TrackBack(0) | 旅日記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

RPのちょっとしたコツ。


 常々思ってたコトをちょっとだけ語ってみる。


 例えば。

 プロフィールや、表札なんかで会話してる人を見たとしよう。
 本来ならそれは、「その家の中で交わされた会話」として、同居人(当事者)以外が耳にすることはないものとなる。

 …が、表に見える場所に書いてある、ということは
 つまるところ「表に漏れる場所で会話をしている」ということ。

 なので、

・窓の外で立ち聞きした
・通りがかったら会話が聞こえた

 …なんて形で、表札なりプロフィールなりの会話に参加することも出来る、ことになる。


 つまるところ…
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2005年12月24日

12がつ24にち

 かそけく揺れる一枝を
 指先で捉えて 手折る

 未練だろうか
 名残だろうか

 添う熱を抱きながら
 己の甘さを自嘲する


 この熱をこの存在を
 手放すことなど 出来はしない
 それでも


 迷わぬようにと 断ち切ったつもりで
 けれど未だに囚われている

 纏わりつく焔
 焼き焦がすは …


 握りしめた枝 熱宿して

 花 ひとひら
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2005年12月22日

12がつ22にち

 降誕祭、ということもあるという。

 …が、西暦をキリストの誕生年から数えたとするのならば、何故に降誕祭が年の最後にあるのか…
 わからないところではある。


 元は収穫祭だったり、太陽神の誕生祭だったという。
 ギリシア、ローマの祭礼に起因するとも言われているが、定かではない。

 つまるところ。
 当時の太陽神信仰があったギリシアに、抵抗無くキリスト教を広めようとして、当時祭礼のあったその日を等しくキリスト教の祭礼の日として定めた…といったところだろうか。

 語源は、ラテン語の
 Christmas(Christ + mas/キリストのミサ=礼拝)
 或いは、ギリシア語の
 Xmas(Xristos + mas/油を注がれたもの=キリストのミサ=礼拝)
 であると言われている。


 宗教観の摩擦を無くす為に改竄された神話や寓話というのは多い。
 有名なところでは、「アーサー王物語」だろうか。
 元々北欧の昔話だったものだったと思うが、英国が己の国の建国神話が欲しいと改竄を加え、元々は宗教観など皆無に等しかった話がいつのまにか、イエス・キリストの聖杯を求める話に変わっていた…ように思う。

 建国神話のある国は数多いが、真っ当(?)なものであるのはローマの「アエネイアス」位ではないだろうか…。


 話が逸れた。
 そんなわけで25日は降誕祭。
 宗教行事と言うも良いが、感謝祭と割り切って楽しむのも一つの手かもしれない。
posted by アシアン at 23:19| Comment(1) | TrackBack(0) | めも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月21日

12がつ21にち

 断ち切れぬ関わりを思う
 血の流れぬ絆を思う

 言葉交わせば 僅かなれども心は触れ
 姿を見 表情を見れば想いに触れる

 過分に関わろうと手を伸ばすは
 おそらくは俺の悪い癖なのだろう


 関わるすべてに安らぎを
 夜闇に焔の安らぎを

 願ってもこの身は一つで
 俺は一人で


 ならばと 切り捨てるものを考える
 そして思考は堂々巡り


 考えても仕方なしと 思考を放り投げて

 …それでも

 せめて最後の時くらい
 貴方に安らぎがあればと願う
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2005年12月20日

12がつ20にち

 この身も心も
 既に俺一人のものではなく

 望まれる限り
 また俺の望む限り
 この焔は絶えることはなく


 例え苦痛に逃れたくとも
 おそらくは

 俺自身が消滅を願い
 また双つが等しくそれを願わなければ

 俺は
 俺の焔はきっと 絶えることはない


 俺のすべては俺だけのものじゃない
 消えられるはずなど ない
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2005年12月19日

12がつ19にち

 やさしいひとだと 思う

 ひとを傷付ける痛みを知って
 その上でひとを傷付けることが出来る

 残酷なほど優しいひと


 狂い咲かせた桜の一枝
 黒き鋼の淡い影

 忘れることはないだろう
 貴方が俺の最後の主


 黒き焔は祈る
 その先に安らぎがあることを

 その身に添う熱があることを

 懺悔のように
 唯 祈る
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2005年12月17日

12がつ17にち

 充実感 充足感
 幸福感

 手に入る筈がないと、諦めていたもの

 触れる場所に
 この身の内に 確かにそれらはあって


 歓喜と幸福と 俺の持つ感情のすべて
 愛おしさと感謝と 大切に思うこと

 伝えたくて


 幾度も名を呼ぶ


 伝える為の言葉が 見つからぬから
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2005年12月16日

12がつ16にち

 浮舟 泡舟
 天翔る舟

 昼に置いていかれた光を乗せて
 月は夜を渡る


 夜ごとに光は昼へ還り
 そしてまた 繰り返し
 繰り返し


 渡るが大河や大海でなく 夜と闇であるのなら
 今触れるこの手が指先が
 月のごとく俺が焔の緋を留めてくれるなら

 船旅も悪くないと思う




note.
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2005年12月15日

12がつ15にち

 夜に舞う
 風に舞う
 月に舞う

 満ちゆく月に 片手翳し
 紅の色させた 己の焔を委ねる

 俺は月には願わない
 けれど

 炎の紅蓮に染まれよ 陰兎

 見えているか 金色宿す漆黒よ


 俺の躰は 心は
 俺のものであり また
 傍らに佇む双つのものであるけれど


 気付いているか 彼方の人よ

 手を伸ばせば熱は届くところにあるのだと



 おそらくはもう届かぬ言葉
 出来るのはただ 祈り 願うだけ


 冷たくも優しいひと
 鋭くも儚いひと

 眠る夢があるのなら

 それが安らかなものであることを願う



 …それくらいは 赦されるだろうか



note.
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2005年12月13日

12がつ13にち

 微かに開いた眸の端から
 夜空翔る 星の糸を見る

 幾筋も尾を引いて


 星に願いを なんて
 誰が最初に言い始めたのだろう

 流れては消える かそけき光を
 揺らぐ眸で眺めながら


 己が望みに思いを馳せる

 見失った 幾つもの時間
 言葉 想い

 未だ知らぬ感覚
 知り得ぬ感覚 感情


 いつか語ってくれた景色が
 この目に映ることはあるのだろうか


note.
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2005年12月12日

12がつ12にち

 淀んだ内側の熱を吐露するような
 声と 吐息と
 伝えきれぬ言葉

 紡がれぬ言葉
 紡げぬ言葉

 けれど、

 すべてを言葉で補う必要は 多分ない

 なにが証になるのか、なんて
 考えたってわかるものではないけれど


 これでいいのだろう

 触れる熱が 存在が
 その答えなのだろう
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2005年12月11日

12がつ11にち

 現とも 夢ともつかぬ
 夜とも昼ともつかぬ
 幻惑 幻燈の一時

 気怠げな熱と感覚
 霞がかる 意識

 けれど それが心地好く


 身を委ねる先に在る時間
 交わす声と言葉 感覚

 この体 この心 この意志の一部
 二人に渡すことが出来たなら


 願って 笑う
 叶わぬからこそ 求め 求められるのだと

 終わらぬ己の望みを笑う


 過ちでも構わない
 この手を離すことは

 未来を無くすこと
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2005年12月10日

12がつ10にち

 歪んだ願望を思い出す
 幾度も繰り返し思い描いた
 されど間違い無く 歪んだ情景

 叶う日などあるものかと思っていた
 叶ったとて その先にあるものは破滅だと

 今宵 今このとき
 望みに触れる己が体を識る


 これは夢か
 目覚めて掻き消える泡沫か

 恐怖など不安など 覚える間もなく
 絶え間なく与えられる
 幸福感と 安堵


 …ああ
 俺は歪んでいる

 それはおそらく
 この焔が自ら望んで
 黒い色を宿した時から


 遠い 遠い過去の話

 捨て去ろうとしても拭い切れぬ 昔の話
posted by アシアン at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 闇に啼く龍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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