2005年04月30日

4がつ30にち

 月の色を一つ見送った
 闇色の翼持った影

 誘われるように魅入られるように
 いつしかその存在を近しく感じた
 それは未だ知らぬ彼の感覚と似て

 翻るシルエット一つ
 月影に踊るように

 擦れ違い 触れ得ぬ影絵のように
 それでも思い出せばすぐ傍らに
 貴公 ふわりと存在した

 幾度と無く助けられたと
 多分 それは伝えることもなく

 また どこかで
 時の輪が触れ合ったら

 変わらぬままの存在で在れば良い

 往く道に幸いを
 闇に焔の安らぎを


note.
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2005年04月29日

4がつ29にち

 一瞬を永遠に引き延ばしたような
 そんな錯覚さえ覚えた

 ゆったりと流れる時は
 過ぎて仕舞えば思いの外短くて

 けれど 交わした言葉は
 触れ合った感覚は

 失った隻眼よりも
 引き攣れた疵よりも
 鮮明に焼き付いて


 現を思い出す

note.
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2005年04月28日

4がつ28にち

 目の眩みそうな感覚と似ている

 暁闇の終わる瞬間 空の端から溢れ来る光
 白金のその色に瞼を閉ざし それでも尚
 閉じた瞼貫いて視界を紅蓮に染める

 眩んだ意識はゆるゆると霞み
 己自身と風景とが融けて消えそうな感覚


 満たされなかった器は 壊れたのだろうか
 存在を忘れただけかもしれない
 すべての過ちは過ちでなく
 歩み進むこの路も正しくはないかもしれない

 ふと浮かんだ迷いと躊躇い
 けれど それは他愛もないことで

 求めるのは正否ではない
 ただ 己が求める存在を
 その路を
 誤ることがないことを祈った

 融けゆく意識の片隅
 己が此処に存在する証は
 双つのどちらかが欠けても成り立たない


note.
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2005年04月27日

4がつ27にち

 ゆるゆると 零れ落ちた時は死に絶えて
 新たな時を紡ぐこともなく
 織りなされた虚空に呑まれてゆく

 残された時は かそけき糸の如く
 ともすればふつりと途切れ
 痕跡さえもかき消えてしまうほどだけれど

 伸ばした指先に幾度も絡めた それは
 決して途絶えることはない

 その糸は俺が意思に繋がる
 ヒトの云う生命とは異なる存在
 物質の云う存在とは異なる意識

 刹那をただ死に絶え消えゆく為だけに過ごすなら
 この糸は途絶えてしまえと

 絡む糸を引き寄せて 口付けて
 震わせた音に未来を聞く

 いずれ訪れる時よ 俺が響を聞け
 俺が言霊は 汝が為にある
 その内で生くる 俺が愛しき存在の為にある

 その幸を望むことが
 共にありて眺める事が
 俺の願い

note.
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2005年04月26日

4がつ26にち

『流れ続ける時はそれ自体が生き物
 それゆえに 止めようとすることは間違いで
 それゆえに この一瞬を糧として
 次の一刹那 次の時間をより良いものへと願い
 変えてゆく努力を惜しまぬこと
 それがおそらく 前へと進んでゆく力』


 らしくもなく 脳裏を過ぎった言葉に首を傾げた
 あれは一体誰の言葉だったろう?

 数年前の俺には考えつかぬ行動
 考えつかぬ思考回路で動いているのが 今の俺だけれど


 留まることを止めさせたのは かつての虹
 前へ進むことを決意させたのは 傍らの存在

 ヒトの幸を願うことを覚えた
 切り捨てる優しさがあることを知った
 叶えようとしても叶わぬ願いがあることを知った

 桜纏い舞う影に
 蒼穹の彼方へ飛び去った飛竜に
 月の色を背負う死神に


 俺は此処に在る
 今この場所に

note.
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2005年04月24日

4がつ24にち

 気紛れに惑わした視線の先
 息呑むほどの 満月

 思わず零れた吐息に
 呼応したような 夜の風

 残った桜は散るだろう
 桜散りて後咲く花もある

 俺はあんまり 桜は好きじゃないんだ
 内心 小さく呟いて

 目を閉じてまた一つ 息吐いた

 忘れやしない
 俺がそれを望むから
 貴方がそれを望むなら


 …けれど 今は
 この両眼に映すは過去でなく
 目の前にある存在

 忘れはしない
 忘れや しない

 貴方に出会えて 俺は幸せだった

note.
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2005年04月23日

4がつ23にち

 綺麗事を云うとすれば
 人の存在に 優先度なんてあってはいけないと思う

 悲しむ人 苦しむ人が目の前に居れば 手を延べて
 傷付く人が居れば肩を貸す
 一時の触れ合いで 縁の糸は結ばれて
 けれど互いに存続する意思が無ければ
 やがて解れて 分かたれる


 幾つか結んだ約束がある
 幾つか結んだ縁がある

 だが そうして結んだ糸が
 貴方を苦しめ 追いつめるのなら


 ……
 俺はまた 同じ道を繰り返そうとしてはいないだろうか

 やり直す機会を得たのだと思う
 ならば …

 変わらねばならない
 他でもない 俺がそう願うのだから

note.
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2005年04月22日

4がつ22にち

 ふと見上げた空の果て
 満ちかけた月 一つ

 近しき満月の夜に思いを馳せて
 刹那 脳裏を過ぎる面影

 後悔が無いと言えば嘘になる
 けれどそれと等しく これで良かったのだと
 おそらくにもあの時 他の道は無かっただろう

 今
 貴方に逢わぬ理由も 逢えぬ理由もない
 けれど俺は動くことはないだろう

 己から動こうとするものに 世界は開かれる


 決別ならとうに告げた
 …それでも


 俺は貴方を覚えている

note.
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2005年04月21日

4がつ21にち

 ゆらゆらと 揺れる意識に身を委ねながら
 俺には何が出来るのだろうと ふと思った

 運命を変える切っ掛けを作ること
 けれどそれは 俺に限ったことでなく
 生くるすべてが持った可能性だと思う

 生あるもの 意思あるもの
 形なくともその内にある 何か


 己が運命を 己で変えることが出来れば
 思う通りの未来を得られるのだろうか

 …否

 時は己で紡ぐものではなく
 歯車は一つで廻るものではない

 けれど
 噛み合わぬ歯車 合わせるも壊すも
 おそらくは 己次第

note.
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2005年04月18日

4がつ18にち

 最悪のパターンをアレコレと考えて
 一人先走って覚悟を決める
 それは俺の悪い癖

 己は一人と思い詰め
 確かめる事無く結論を出す
 それも俺の悪い癖


 結局のところ 臆病なだけなのだ
 知らぬ痛みを知るのが怖くて
 手に入れたモノを失うのが辛くて
 ならば最初から触れねば良いと

 けれど
 震えつつも 怯えつつも
 それでも前に進もうと思う

 正直な話
 100%、信じ切れたわけじゃないけれど
 それでも貴公を信じようと思う
 依存せずに 頼りすぎずに


 この傍らにある
 触れ得る場所にある
 確かめる為に また一歩


note.
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2005年04月17日

4がつ17にち

 意識は同じ場所で堂々巡り
 進むのを躊躇うわけじゃない
 振り返るを否定するわけじゃない
 もし …たら …れば …かもしれない
 そんな仮定の言葉に縛られ
 身動き取れないワケでもない


 此の身は焔 触れ得るまほろば
 そんなことは解って居る

 だが
 此の身を触れ得るまほろばと為し得たのは
 触れ得るまほろばを現たらしめるのは

 一体 誰だ?


note.
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2005年04月16日

4がつ16にち

 ともすれば進んでいることさえ気付かぬほどに
 ゆっくりと流れる時間
 良くも悪くも緩慢とした流れ
 動作と思考

 選択が過ちであったと決めるのは おそらく
 他でもない己自身
 けれど己一人の判断でそれを決めるのは早すぎて
 触れ得る熱の答えを 焦がれながら待ち続ける

 ゆるやかに ゆるやかに
 ただ触れ得ることの喜びを
 確かに感じ乍ら

note.
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2005年04月15日

4がつ15にち

 眩暈を覚えるほどに 甘く狂おしく
 そんな感覚が欲しいわけじゃないけれど
 過去も未来もなくて今だけしか見れないほどの
 そういう感覚が欲しくなるときもある

 疲れてるのかな
 自分でもなんでこんなに弱くなってるのか
 さっぱりわけがわからないんだ


 動けるようになるまで もう少し

note.
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2005年04月14日

4がつ14にち

 切なさと似た懐かしい衝動
 決して忌まわしくはないけれど
 かといって歓迎するようなものでもないと思った
 少なくとも 今回の場合は。

 壊れないし消えない
 確信に近い意識はあるけれど
 ふとした刹那に感じる孤独感は
 それだけで己を消滅に走らせ得る力を持っていて

 今だけだから そう言い訳して
 己以外の存在に縋る
 生あるもの 生なきもの
 この手に触れるものすべてに


 黙して ゆるりと時を紡いで
 為し得る行為は 一体なんだろう

note.
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2005年04月12日

4がつ12にち

 止まったままの時間
 繰り返し過ぎてゆく 昼と夜
 動かなければ

 漣のような警鐘に
 強張っていた身体の力を解いて
 それで漸く 自分が震えてたことに気がついた

 情けねぇなぁ 懲りもせず
 何かを求めて失いかけて
 傷付くことと傷付けることと 両方懼れて躊躇って
 結局どちらも出来ぬまま

 いっそ諦めてしまおうか
 同じ過ちを繰り返して?

 脳裏を過った誘惑に
 出来るはずがないと 小さく笑った


note.
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2005年04月11日

4がつ11にち

 夜更け
 遠く耳を掠めた鈴の音 開けた視界の先に
 夜の紅に染まった櫻の花が一枝

 ああ 南に咲き狂うた櫻は
 もう其の花を散らすのかと

 黒き焔に焦がれても
 燃え上がることの無かった花を思った


 薄紅色 ただそれのみに彩られ
 中空へ 地へ 天へ伸ばす枝の節々に燦然と花を揺らす木が
 櫻の他世界の何処にあるだろう

 耳の奥を揺れて過ぎた 鈴の音が
 りぃん と鳴って 夜に消えた

note.
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2005年04月10日

4がつ10にち

 視界にも思考回路にも紗が掛かって
 すべての出来事がどこか遠くで起こっている感覚

 俺の世界は閉ざれて
 いつ訪れるか解らない覚醒の時を
 動けぬままに待っている

 指先に触れる肌の感触が
 俺が此処に存在している 唯一の証




note.
 魂。動けるけど動けません。
 ちょいと背後作業に専念します…
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2005年04月09日

4がつ9にち

 色々と 考えることはあるのだけれど
 その数だけ落ち込んでしまいそうで


 考えることを己に禁じて
 動くことも 求めることも
 振り返ることも 拒絶することも
 ただの一度もすることもなく 目を閉じた

 目覚めた明日
 俺はちゃんと動くことが出来るだろうか





note.
 本日ばかりは完全な背後事情で身動き取れませんでした…(平伏)
 約束とか日課とか…ホントすみません…
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2005年04月08日

4がつ8にち

 花の咲く音 散る音
 火の爆ぜる姿 水の流れる姿
 風に促されるように 囁く夜の木霊
 触れるすべてに己の存在を映し
 感じるすべてに己の心を映す

 確かに俺は在る
 此処に居る




 ここ数日目まぐるしいようで 実はそうでもない
 考えることは多かったけれど 答えの出たものは少なくて

 絡まった糸を解いていくように
 一つずつ 路を探し当てて往けば良いと思う

 けれど
 絡み合う糸をすべて解いた時
 そこに見えるものが何であるのか

 知りたいような 知りたくないような

 ユデタマゴか生卵か解らない
 たまごの殻を割る感覚と似てると思った


note.
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2005年04月07日

4がつ7にち

 見えるものと 見えないもの
 理解出来るものと 理解出来ないもの
 知っていることと 知らないこと

 少し前の俺なら 多分
 距離の離れるに任せて眺めているだけだったけれど
 …幸か不幸か 少し事情が違ってきた

 己の存在が賭けられてる、と言っても多分 間違いはない
 多分 理解はされてないだろうけれど


 夜更けに干した赤ワインが一本
 酔えもせぬまま夜闇に融けて
 不安定に揺れる己を自覚し
 一人後悔に燻るよりも
 今見える路を歩むが良いと 己を叱咤して

 この路は果たして未来に続く路だろうか
 例え 間違っていたとしても
 その時は路無き路を行こうと

 俺は一人 決意していたりする

 約束された永遠など何処にもない
 それはきっと
 紡ぎ 紡がれるもの

note.
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